Azureで開発

この先10年を漠然と過ごせば先進国に住んでいてもその対極である「アンダークラス(新しい底辺層)」に落ちる

三谷宏治著『ビジネスモデル全史』

これは随分厚い本なんだけど、すいすい読めちゃうよ。
会社に所属するIT技術者にはぜひ読んでほしい。
言われたことだけやってることから抜け出すための最初の一歩になるのでは?


ほとんどのページが近代というか現代の話なんだけど、15世紀のメディチ家の国際為替・決済システムから話を始めるセンス。
面白く勉強させてもらえる。

特にクラウド(Cloud, Crowd)の話は改めて勉強になったな。
クラウド・サービス
クラウド・ファンディング
クラウド・ソーシング

どれが雲のCloudで、どれが群集のCrowdでしょうか。

この3つのクラウド「小さきものに力を与える」
簡単に言うと・・・
■ITインフラの調達はクラウド・サービスによってハードルが下がる。
なぜか。使えばわかるんだけど、初期コストがほとんどかからずに超巨大なサーバーを用意することが可能だし、小さいサーバーを買い替えずに徐々に大きくすることができる。
スケーラビリティなんて言われるけど、これは利用されるニーズに沿って適正なコストで適正なインフラを整えることができるってこと。だから最初に莫大なお金を用意してイチかバチかインフラ購入する必要がない。試しに作って3時間で削除すれば1万円で超高スペックのマシンが試せたりする。
ユーザーが少ないうちはタダみたいな構成でサービスをリリースすればいいし、ユーザーが増えるにつれ収入も増えるはずだからそれに合わせてインフラを拡大させる。
クラウドがなければそんなことできなかったよ。

■資金調達はクラウド・ファンディングによってハードルが下がる
もしかしたら、少しのグッドアイディアとたくさんのTwitterフォロワー数があれば、簡単にビジネスが始められるかもしれない。
あなたのフォロワー数が1000人いたとしてたくさんの人がリツイートしてくれれば、クラウド・ファンディングで資金が集められるかもしれない。

■仕事の依頼はクラウド・ソーシングによってハードルが下がる
新進気鋭のWebプログラマに仕事を頼むには、会社経由の取引がないと無理・・・という時代が終わった。
クラウド・ファンディングで資金を調達したら、クラウド・ソーシングで実績のある開発者に仕事を依頼できるかもしれない。


読んでみて思ったけど、別に独立するつもりがなかったとしても、経営戦略やビジネスモデルの本は読んだ方がいい。
何かを企画したりする場面は必ず来る。
それを受けるか回避するかによって、仕事の楽しさが変わるだろうし、自分の成長も左右することになる。